麻雀格闘倶楽部のやり込み要素〜段位システム〜
麻雀格闘倶楽部はゲームです。麻雀ゲームです。
実際の麻雀牌に触れるわけでもなく点棒に触れるわけでもありません。
また麻雀ゲームという性質上、大人数でわいわい騒ぎながらプレーするわけでもありません。基本的には1人で黙々と画面に表示される麻雀牌をタッチ(クリック)し、画面上で点棒をやり取りするわけです。
対局の結果でリアルマネーをやり取りするわけでもありません。別に勝ったからといってお金がもらえるわけでもなく、むしろ勝とうが負けようが打てば打つほどプレー料金を支払っていくわけですよね。
にもかかわらず、なぜ多くの人が麻雀格闘倶楽部をプレーするのでしょうか!? 一部の時間帯を除いてはCPUとマッチングすることはほとんどありません。初代の麻雀格闘倶楽部がリリースされて十数年たった今でも、全国のゲームセンターやクラウドで多くのプレーヤーが稼働しています。
その答えは、麻雀格闘倶楽部の段位システムというやり込み要素にあります。
考えてみてください。もし麻雀格闘倶楽部がやり込み要素のないただの麻雀ゲームだったら、対局の結果着順のみが表示されるだけだったら・・・ リアルマネーをやり取りするわけでもなく、オンラインで実際の人と麻雀が打てるだけのゲームに成り下がってしまいます。それなら皆フリー雀荘にいって打ちますよね。わざわざお金を払って麻雀格闘倶楽部をプレーしようなんて誰も思いません。
しかしこの段位システムがあることによって、お金を払ってでもプレーしたい、フリー雀荘よりも面白い。そう思うプレーヤーもでてくるわけです。
麻雀格闘倶楽部を始めたばかりの方は段位システムって何?なんて方もいるかと思います。ここでは麻雀格闘倶楽部のやり込み要素である段位システムについて解説していきたいと思います。
段位システム解説
級位
カードを作って初めてプレーする場合10級からのスタートとなります。級位といって、10級スタートの1級まであります。
10級、9級と対局の成績によって、どんどん級位があがっていきます。とりあえずは1級を目指しましょう。
級位をあげるためには、対局終了後の順位や持ち点により獲得できる経験値を貯める必要があります。
最終的に経験値を1600まで貯めると段位に昇格できます。
なお役満をあがるとその対局の順位や持ち点に関係なく
対局終了後に段位(青龍)に昇格できます。(10級から一気に段位へも昇格可能)
限定レアモード
級位者のみがプレーできる初心者専用卓があります。1度段位に昇格して、その後級位に落ちても打つことができないという超レアモードが存在します。
級位でも普通に全国リーグや段位別戦でプレーできるので、知らないまま段位になってしまった方もいるのではないでしょうか?
この初心者専用卓は、牌効率ナビ機能や1局で長考が3回まで使えます。
牌効率ナビというのは、切るとシャンテン数が下がる牌をピックアップしてくれる機能です。長考は通常モードでは1局につき1回までです。
すでに段位以上の方でも、エントリーカードを使わずにプレーすると初心者専用卓で遊べます。ぜひ1度遊んでみよう・・・
段位
級位から段位へと昇格すると初めにファイトオーブ3個が与えられます。
また段位はそれ以前の対局内容によって
4つの属性に分類されます。
(詳細は以下)
青龍 | ドラ使用率に依存または役満和了 |
---|---|
朱雀 | あがり率に依存 |
白虎 | 平均あがり翻に依存 |
玄武 | 振り込み率に依存 |
ドラ使用率、あがり率、平均あがり翻、振り込み率のうち四神指数の最も高い属性になります。
ここで決まった属性は一度級位に降格して再び段位に昇格するか
VIPポイントを消費して変えない限り変わることはありません。
(どの属性でもゲームに支障はありませんがこだわる方は狙ってみては?)
段位は初段からスタートしファイトオーブの数を増やすことにより
二段、三段と段位が上がっていきます。
対局モードにより異なりますが、対局に勝利するたびにファイトオーブがもらえます。
(対局勝利以外にもさまざまな獲得方法があります。)
ファイトオーブの増やし方
対局で勝利することで増えていきます。東風戦では、4位→1位に1個。半荘戦では4位→1位に2個、3位→2位に1個。三麻では3位→1位に1個。
また、モードに限らず相手をトバして勝利した場合、勝ち星入りのファイトオーブ(ソウルオーブ)が手に入ります。
このソウルオーブですが、昇段時(マスターの場合は即座)に個数分の勝ち星が入手できます。勝ち星は5個でファイトオーブ1個になります。
他にもパセリ競馬やドラゴンポイントの勝ち星変換でもファイトオーブが手に入ります。
段位の中のランク
段位は初段〜八段までと八段の上にマスターなるものがあります。
マスターになるためにはファイトオーブを56個集める必要があります。
ファイトオーブ数 | |
初段 | 1〜4個 |
二段 | 5〜9個 |
三段 | 10〜15個 |
四段 | 16〜21個 |
五段 | 22〜28個 |
六段 | 29〜36個 |
七段 | 37〜45個 |
八段 | 46〜55個 |
マスター | 56個以上 |
対局に負ければオーブが減りますので、負け続けると
二段→初段のように段位降格もあります。
ファイトオーブが0個になった時点で級位に落ちます。(1級からのリスタートです。)
ファイトオーブを56個以上集めたあと対局モードに関係なく3連勝することにより
黄龍へと昇格できます。
またマスターはファイトオーブの所持数による降格がありません。
(仮にファイトオーブが0個になってもマスターのまま)
黄龍
マスターから3連勝し黄龍になってからが本番です。
ようやくこのゲームのスタート地点に立った感じでしょうか。
初めに黄龍になったら黄龍オーブが5個もらえます。
(ファイトオーブとは別扱い)
以降対局相手が黄龍や真龍の場合に勝利すると
黄龍オーブがもらえます。
この黄龍オーブを増やしていくことによって
黄龍レベル1→黄龍レベル2といったようにレベルが上がっていきます。
(レベルアップに必要な黄龍オーブの数は以下)
レベル2〜9 | 1レベル毎に5個 |
---|---|
レベル10〜19 | 1レベル毎に10個 |
レベル20以上 | 1レベル毎に20個 |
2015年12月時点での最高レベルは999です。19945個の黄龍オーブを集める必要があります。それ以降は何個増やしてもレベル999のままのようです。
黄龍の中でも格付けあり
黄龍レベル1〜9までをA(シングルエー)、黄龍レベル10〜19までをAA(ダブルエー)、黄龍レベル20以上をAAA(トリプルエー)と呼ぶこともあります。
真黄龍闘技場はこの格付けによってマッチングされます。
プレーヤーパネルに表示される黄龍のイラストもAとAAとAAAでは変わってきます。
なお黄龍オーブが0個になると段位へと降格しますが
必ずしもマスターに降格するわけではなく
その時の所持ファイトオーブの数によって決まります。
ファイトオーブも0個なら級位まで降格します。
真龍
黄龍レベル20に初めてなると特定条件下で
「召喚の欠片獲得戦」が発生します。
その条件は下記1か2を満たすことです。
1.対局者が全員黄龍であること
2.対局者の中に真龍がいること(真龍がいれば他に段位や級位がいても可)
召喚の欠片獲得戦で1位をとると召喚の欠片が1つ手に入ります。
この召喚の欠片を4つ集めることで真龍召喚となります。
ただしラスをとると召喚の欠片が1つ消滅します。
要はラスらずに1位を4回とればOKです。
また1度でも召喚の欠片獲得戦を発生させれば、レベルが19以下
であったとしても上記1か2を満たせば欠片獲得戦が発生します。
(ただし黄龍から降格すると発生しません。)
初めに真龍になると真龍オーブが3個与えられます。
真龍の状態で対戦者(真龍に限る)に勝つと黄龍オーブとは別に
真龍オーブがもらえます。またプロ雀士本人は真龍扱いです。
段位昇格のときと同様に真龍にも4つの属性が存在し真龍になった時点で
どれかに属することになります。(以下参照)
蚊龍 飛龍 応龍 先龍
蚊龍 | 過去50戦のドラ使用率 |
---|---|
飛龍 | 過去50戦のあがり率 |
応龍 | 過去50戦の平均あがり翻 |
先龍 | 過去50戦の振り込み率 |
ドラ使用率、あがり率、平均あがり翻、振り込み率の四神指数のうち
最も高い指数の属性になります。
真龍のシステム
これはどのモードでも同じですが、規定対局の18対局(まあ通常モードとでもいっておきましょう)をこなすことによって
真龍CLIMAXというモードに突入します。
この真龍CLIMAXモード状態で対局し1位をとると転生できます。
1度転生すると、再び規定対局の18対局をこなす通常モードへ移行します。そして18対局をこなし再び真龍CLIMAXへ突入。対局で1位を取ると2回目の転生となります。以降この繰り返しで累計の転生回数(累計転生回数)を他プレーヤーと競うのも真龍の醍醐味の1つです。
簡単に転生できるわけではない?
「18戦消化してその後の対局で1位なら転生できるんでしょ?なら、打てば打つほど累計転生回数がふえるじゃん」と思うかもしれませんが、それは違います。
順調な転生を阻むさまざまな要因があります。
1.規定対局の18戦中5回ラスになると黄龍へ逆戻りします。
2.真龍CLIMAXは、規定対局18戦の中で1位だった回数分しか挑戦回数がない。(つまり最高で18回)
3.真龍CLIMAX中の対局で、1度でもラスになると、真龍CLIMAXが終了し、規定対局18戦の11戦目からやりなおし。
4.規定対局18戦で1度も1位を取れなかった場合黄龍に逆戻り
1については2015年の11月のアップデートでライフ制に変更されました。
それまでは、4人打ち、3人打ち問わず5ラスで黄龍へ戻る仕様でした。
現在は、ライフ20が設定されていて、4人打ちでラスになるとライフ−4、3人打ちでラスになるとライフ−3で
ライフが0になった段階で黄龍へ戻る仕様になっています。
4人打ちと3人打ちを打ち分け、18戦を消化するというプレーヤーにとっては選択肢が広がりました。
格闘日記にも関連の記事があります→真龍ライフが20になりました
2については、規定対局18戦を消化して真龍CLIMAXモードに突入すれば、1位をとるまで無限に真龍CLIMAXモードが続くわけではないということです。
例えば、18戦中に5回1位をとったとすれば、真龍CLIMAXモードは5対局を打ち終えた時点で終了となります。
この1位の回数は、4人打ちと3人打ち両方の合計です。
例えば、9戦目まで4人打ちで打って1位回数3回、10戦目〜18戦まで3人打ちで打って1位回数4回の場合なら
真龍CLIMAXモードは7対局を打ち終えるまで終了しません。(あくまで規定対局18戦終了時にライフが残っていた場合です)
3については、真龍CLIMAXモード状態で1度でもラスになると、例え真龍CLIMAXの挑戦回数が残強制っていても、強制的に真龍CLIMAXモードが終了するということです。
例えば、規定対局18戦中5回1位をとり、真龍CLIMAX挑戦回数5回の状態で、挑戦1回目でラスになった場合、本来残り4回ある挑戦回数は行使されません。強制的に真龍CLIMAXが終了すると、再び通常モードに戻り、規定対局11戦目のライフ残り12の状態から再スタートとなります。
4については、規定対局18戦で1度も1位を取れなかった場合、真龍CLIMAXが発生せず、かといって再び規定対局18戦からのやりなおしも認められず、黄龍へ逆戻りするということです。
また、1度真龍CLIMAXに突入して、ラスになり規定対局11戦目ライフ12の状態からやりなおした場合に、残りの11戦目〜18戦目で1位を1度も取れなかった場合にも同様に黄龍へと逆戻りします。
と、おおまかに説明してみました。、実際に打ってみると分かりますが、何千何万対局としてずっと真龍でいられるのは相当な麻雀力が必要です。
連続転生
連続転生とは、黄龍に逆戻りすることなく転生した回数のことです。
例えば、規定対局18戦消化→真龍クライマックスで1位→規定対局18戦へ
という流れを3回繰り返し、規定対局18戦中にライフが0になった場合は連続転生回数3回となります。
その後再び真龍になり上記の流れを4回繰り返した場合、累計転生回数7回、連続転生回数4回となります。
この連続転生回数ですが真龍Gradeという連続した転生回数を
示す称号が存在します。3回連続で転生したならGrade3、6回連続ならGrade6といった
表記になります。(最高はGrade10)
プレーヤーの登場シーンでGrade1〜3はただ数字がでるだけですが
Grade4以上は帯付き、音付きの登場となります。
現状最高のGradeは10です。
ちなみに、1度真龍CLIMAXに突入しチャレンジ失敗→11戦目からのやり直しで再び真龍CLIMAX突入→1位獲得の場合でも連続転生にカウントされます。
真龍維持のために
真龍オーブ争奪、転生と楽しい要素満載ですが
1度真龍になれば永遠に真龍でいられるわけではありません。
真龍にはライフ(20)が設定されていて4人打ちならラス1回につき
ライフが5減り、3人打ちならラス1回につきライフが4減ります。
ライフが0になった時点で黄龍へ降格します。
ライフが0にならないように気をつけながら18戦を消化していきましょう。
また無事にライフ1以上で18戦を消化しても18戦でトップが1度もなければ
真龍CLIMAXが発動せず黄龍降格となります。
18戦の途中で真龍オーブが0になっても黄龍降格です。
(再度真龍に昇格したときは再び真龍オーブ3個からのスタート)
18戦のうちで1位だった回数が真龍CLIMAXのチャレンジ回数ですが、
CLIMAX中にラスるかチャレンジ中1度もトップを取れなければ転生失敗となり
11戦目、ライフ12、1位回数0の状態からのリスタートとなります。